更年期障害の症状

主に40代頃から現れる体の不調・変化、更年期障害は女性ホルモン(エストロゲン)の減少を原因として引き起こされます。

それでは更年期障害になると、具体的にどのような症状が表われるのか見ていきましょう。

更年期障害の主な症状一覧

更年期に入って起こる障害には様々な症状があります。一覧でまとめているので参考にしてみてください。

系列 主な症状
血管運動神経系 ホットフラッシュ・のぼせ・ほてり・発汗・多汗・動悸・息切れ胸の痛み冷え・むくみ
精神神経系 めまい・立ちくらみ・耳鳴り・頭痛うつ状態(更年期のうつ)・不安感イライラ・集中力低下喪失感・倦怠感不眠
皮膚・分泌系 皮膚の乾燥・皮膚のかゆみ・しわ・肌荒れ・ドライマウス・のどの渇き・ドライアイ
運動器官系 疲労感・肩こり・骨が脆くなる(骨粗鬆症)・関節痛・腰痛・背中痛
消化器官系 食欲不振・便秘・下痢・腹部の満腹感・胃もたれ・吐き気・胸やけ・更年期肥満
泌尿器系 頻尿・残尿感・尿もれ・尿失禁・排尿痛・陰部のかゆみ
生殖器系 月経異常・生理不順・不正出血・性欲低下・性交痛
全身症状 のどのつかえ感・肥満・やせ・むくみ・体の違和感

血管運動神経系の症状は?

血管運動神経系の乱れを原因とする症状には、更年期障害を代表するものが数多くあります。

いずれも酷くなると日常生活に支障をきたすものなので、症状に思い当たるようであれば早めの対策をしましょう。

ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)

更年期障害の代表的な症状で、急に顔や体全体が熱をもったようになります。

お風呂に浸かりすぎた後のようにのぼせた感じになったり、ほてりがおさまらないなどの症状が見られます。

発汗・多汗

理由もなく激しい運動をした後のように汗が噴き出し、止まらなくなる症状です。

だいたいは5分程度で治まりますが、長いと30分以上経っても汗が止まらない事があり、仕事中など外出先で起こると大変困ります。

動悸(息切れ・胸の痛み)

ストレスや疲れから自律神経がコントロールを失うと起こりやすい症状です。

じっとしているだけなのに心臓が激しく脈を打ったり、息苦しく呼吸がしづらくなります。

冷え

指先、足先、腰などに冷えを感じる他、上半身だけや下半身だけといった形で冷えを感じる症状です。

体の中に流れる細い血管まで十分な血液が流れない事を原因として起こります。

精神神経系の症状は?

体の表面ではなく内部に表れる症状は、精神神経系に原因が隠されている事が多いです。

自分の意思とは無関係に働く自律神経の一種なので、乱れを正すためには日々の生活習慣やストレスの改善を図らなくてはなりません。

めまい(立ち眩み)

加齢による感覚器官と自律神経の乱れが合わさり、引き起こされる症状がめまいです。

めまいの種類には浮動性と回転性の2つがありますが、更年期障害ではふをふわと感じ足が浮いているような錯覚を覚える浮動性が多くなります。

頭痛(耳鳴り)

頭全体が痛む緊張型頭痛と頭の片側だけが痛む片頭痛があり、耳の奥でキーンと聞こえる耳鳴りが同時に発生する事もあります。

市販の頭痛薬で一時的に痛みを抑える事は可能ですが、あまりに痛みが強く症状が痛みが治まらないときには注意が必要です。

特に手足に痺れやけいれんが見られる際は、脳腫瘍の疑いもあるためすぐに病院で詳しい検査を受けてなくてはなりません。

更年期うつ(不安感・焦燥感・喪失感)

胸がざわざわする、気分が落ち込んでどうしようもない、人に会いたくないなど心に関わる症状が特徴です。

これまでの人生を頑張ってきた人ほど陥りやすい症状で、更年期のホルモンバランスの乱れに加えて、環境の変化なども一因となります。

不眠

長時間の睡眠がとれず、就寝中頻繁に目が覚めたり、寝つきが悪くなったりします。

日常生活において心配事を抱えていると不眠になりやすく、ホットフラッシュや頭痛など更年期障害の別症状によって引き起こされる事もあります。

イライラ・集中力の低下

感情のコントロールが上手くいかずに、ささいな事で怒ってしまったり、集中力が続かずボーっとしてしまう事があります。

これらの症状では後になって自己嫌悪に陥るケースも多く、うつ状態に繋がる恐れがあるため注意しなくてはいけません。

皮膚・分泌系の症状は?

見た目にも表れる症状のため、気になりだすとストレスが溜まる原因となり得ます。

加齢による自然な変化と決めつける事はせずに、アンチエイジングも兼ねて適切な対策を行いましょう。

皮膚の乾燥・かゆみ

年齢を重ねると体内のコラーゲンが減少し、そのままでは水分保湿が上手くいかずに皮膚が乾燥しやすくなってしまいます。

皮膚が乾燥するとかゆみを伴う事が多いため、我慢できずにかいてしまうと肌荒れの原因にも繋がります。

しわ・肌荒れ

急に肌の弾力がなくなってしわが増えたり、肌にくすみが見られるようになる原因は、主に乾燥と紫外線にあります。

またエストロゲンが減少すると皮膚が薄くなるため、肌の水分が蒸発しやすくなり、皮膚のたるみシワが目立ってしまいます。

そもそもの原因である乾燥と紫外線を防ぐためにも、日頃から十分な保湿をする事で対策になります。

ドライマウス(のどの渇き)

ドライマウスになると唾液の分泌量が減少し、口の中が乾いた状態になります。

舌や口内全体に軽く痺れるような感覚を覚えたり、食事がしづらい、口中が乾くため話しにくいなどの症状も見られます。

ドライアイ

目が乾く、疲れる、見えにくいなどの違和感があると言った症状で老眼とも関係があります。

目の筋肉の衰えによる眼精疲労で老眼になり、まばたきの回数が減ったり、涙の量が少なくなるとドライアイに陥りやすくなります。

運動器官系の症状は?

運動器官系の症状には体の状態、調子に関わるものがあります。

放っておくと日常生活を送る中で不便と感じられる症状も多いため、状況に合わせた適切なケアが求められます。

疲労感

十分な休養を取っているつもりなのに疲れが取れない、気分が優れずやる気がでないといった症状です。

慢性的にずっと続く症状なので厄介であり、周囲には理解されにくいためストレスからうつの原因にもなります。

心労が溜まる前に若い頃と同じようには出来ないと割り切って、新しく自分のペースを見つけて無理をしないようにする事が大切です。

肩こり・腰痛・関節痛

血液の循環が悪くなる事に加え、加齢により筋力の衰えが原因となります。

単体で発生するというよりも眼精疲労や太りすぎなど、他にも隠れた原因がある事が多いです。

骨粗鬆症

慢性的に手首・足首など間接に痛みを感じる場合は、骨粗鬆症の可能性があります。

骨密度が低下して骨の強度が弱まるため、骨折をしやすくなり転倒時などは非情に危険です。

背中が曲がっている、以前より身長が縮んだ気がするときなどは疑ってみる必要があります。

消化器官系の症状は?

主に胃腸の辺りに表れる症状と考えると、イメージがしやすいのではないでしょうか。

エストロゲンが減少すると自律神経が乱れ、胃腸の調子が崩れて様々な症状を引き起こします。

食欲不振

なんとなく食欲がわかない、何も食べたくないとった症状は更年期になるとよく見られます。

無理をして若い頃と同じような食事をしようと考えずに、ひとます消化のいいものを食べるようにするといいでしょう。

便秘・下痢

症状は全く逆ですが便秘も下痢も、更年期における原因はエストロゲンの減少にあります。

食物繊維を多く摂る、善玉菌を増やして腸内環境を整えるなど普段の食生活を見直す事で改善が見込めます。

しかし症状が長く続くようなときには、何かしらの病気の可能性があるため医師の診察を受けるようにしてく下さい。

腹部の満腹感

お腹が張るように苦しい、おならが出やすい、こういった症状は腹部膨満感と言います。

更年期では自律神経乱れから消化器の機能が低下してしまうため、空腹でもないのに満腹感を覚えるという形で起こりやすくなります。

胃もたれ(吐き気・胸やけ)

胃がむかむかする、吐き気を覚える、胸に焼けるような痛みを感じたり違和感がある。

食べすぎや飲みすぎ、ストレスによって引き起こされる事が多いため、それらの原因を見直す事で改善するケースが目立ちます。

泌尿器系の症状は?

他人には相談しづらく病院へ行くにも抵抗を感じやすいので、一人で抱えがちになってしまう症状が多いです。

しかし泌尿器系は人体においても重要な役割を果たすので、恥ずかしさを感じる場合はセルフケアだけでも早々に始めた方がいいでしょう。

頻尿(尿漏れ)

一般的に頻尿は起床から就寝までの間に8回以上の排尿をする事を指すので、毎日それ以上トイレに行っているという人は頻尿と言えます。

原因としてはエストロゲンの減少による自立神経の乱れの他、加齢で骨盤底筋が衰える事で陥りやすくなります。

残尿感

排尿後にまだ出そうな感じがする、出し切っていないと感じる症状です。

実際には残尿がないのに残尿感を覚える際は膀胱炎の可能性もあるため、排尿時に合わせて痛みを感じたらすぐに医師の診察を受けましょう。

尿失禁

意思とは無関係にふとしたとき尿が漏れてしまう症状で、詳しくは全部で4つに分かれます。

更年期では骨盤底筋群の緩み、女性ホルモンのバランスが崩れる事が原因とされるケースが多いです。

排尿痛

排尿時にするどい痛みを感じる排尿痛は、様々な病気の可能性を秘めているため早期に診察を受ける事が望ましいです。

感染症であればセルフケアで治る事はないので、適切な治療を受けるまで治る事はありません。

陰部のかゆみ

更年期障害になるとデリケートゾーンの肌も変化するため、自浄作用が衰えて乾燥しやすく刺激に弱くなります。

下着の締め付けでかゆみが起こり、そこからかぶれに発展する事があるので、常に清潔な状態を保つ事を意識しなくてはなりません。

生殖器系の症状は?

下半身の異常・変化は更年期障害における症状としてはポピュラーなものです。

精神的な要因によるものも多いので、パートナーとの関係に注目する事が改善のカギになります。

月経異常(不正出血)

通常は24日以下で月経が訪れる事を「頻発月経」、逆に39日以上間が空く事を「稀発月経」、その後1年間以上月経が訪れない期間を経て「閉経」となります。

この期間以外に前後して出血を繰り返すと不正出血になるので注意が必要です。

性欲低下

更年期によって女性ホルモンは減少しますが、実のところ性欲の低下とは無関係と考えられています。

精神的な影響によるところが大部分であるとも言われているので、パートナーとのスキンシップに重点を置く事で改善される可能性があります。

性交痛

膣の粘膜が弱くなり、分泌物が減ってしまう事で性交時に痛みを感じるようになります。

しかし性欲低下と同じく精神的な要素もあるため、やはりパートナーとのスキンシップが重要です。

痛みを我慢して性交を続けるとうつ状態に陥ることもあるため、分泌物を補う潤滑ゼリーなどを使ってみる方法も有効です。

全身症状の症状は?

体の一部ではなく全身に表れる症状なので、更年期障害として認識しづらい症状があります。

しかし健康寿命を延ばすためには、原因を把握してしっかりと向き合う事が求められます。

のどのつかえ感

風邪でもないのに、喉に何かが引っ掛かっているような感じを覚えます。

診察を受けても異常が見られないときは、自律神経の乱れから来ている可能性があり、症状としては痛みよりも喉に圧迫感を覚えるケースが多いです。

肥満・やせる

いわゆる「中年太り」のような症状で、代謝の衰えが原因で肥満になります。

反対に痩せてしまう場合は、ホルモンバランスの乱れからくる食欲不振が原因と考えられています。

身体のむくみ

細胞と細胞の間に老廃物や水分が溜まる事で、身体全体がむくんでしまう事があります。

靴がはけない、寝起きの顔がむくんでいる、太ったわけでもないのに指輪のサイズが合わなくなったなどの症状が当てはまります。

身体の違和感

更年期には一つだけでなく同時にいくつもの症状が発生します。

顔がほてり、手先が冷え、気分が落ち込むという身体全体に表れる複合的な症状も珍しくありません。

ストレスの発散や生活習慣を改善しても違和感が消えないときには病院で専門的な診察を受けたり、更年期障害の改善が期待できる更年期サプリの摂取も考えてみましょう!

更年期サプリ

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